FX(外国為替証拠金取引)では、FX会社に証拠金を預け少額の資金にレバレッジをかけて通貨の売買をし、為替差益を得ることができる他、通貨間の金利差(スワップポイント)を毎日得ることが出来ます。
そんなスワップ金利で生活したい!年金の足しにしたい!お小遣いを増やしたい!なんて思いますよね。ここでは、FX会社の選び方や取引するポイントなどを紹介致します。
FX会社を選ぶ
FX会社によって、各社提供している通貨ペア、スワップポイントは異なります。目的、条件に合うFX会社を探し、口座を開設すると良いでしょう。保有したい通貨ペアごとに口座を分けたり、短期用、中期用、長期用と口座を分けたりするのも効果的です。
また、FX会社を分散し口座をいくつか持つ事によって、サーバダウンにより取引できない場合やFX会社の破綻といったリスクヘッジにもなります。
スワップ金利が高いに越した事はありません。また、キャンペーン等の期間限定でスワップ金利を高くしているFX業者さんもありますので、一時的ではなく、継続的に良いスワップポイントを提示してくれているFX会社を選びましょう。
・未決済のポジションのスワップポイントに課税されるかどうか
ポジションを保有すると日々スワップポイントが付与されますが、ポジションを決済しなくてもスワップポイントが確定利益となり、課税対象となるタイプのFX会社とポジションを決済した時に初めて課税対象となるタイプのFX会社があります。
日々、確実に収入を確保したい、という場合は未決済でも課税対象となるタイプを、スワップポイントを累積で蓄積し長期で保有したい、という場合はポジションを決済した時に課税対象となるタイプを選択するのが良いと思います。
・店頭取引か取引所取引【くりっく365】か
FX会社には、取引所取引と店頭取引があり、取引所取引は、東京金融取引所が提供する【くりっく365】で、公的な取引所です。FX会社(くりっく365取扱業者)が取引を仲介し、実際の取引は取引所で行われるのに対し、店頭取引は取引所を通さず顧客とFX業者による相対取引になります。
※税金 20.315% 所得税15%+復興特別所得税0.315%(15%×2.1%)+住民税5%
FXの場合、スワップ金利以上に、為替変動による為替損益が発生します。特に高金利通貨の場合、通貨が下落する傾向が強いため、いくらスワップ金利を蓄えても為替差損の方が上回り、TOTALで損失を被る場合があります。
大底で仕込み、「為替の含み益もあり、スワップ金利も毎日付与される」というのが一番理想的ですが、相場は想像をはるかに超えて動きますので、「底を予想する」のはとても難しいです。
仕込み所としては、大きな金融ショック等によりリスクオフで通貨が大きく下落したタイミングで買っていく、またはドルコスト平均法などによりコツコツ買っていく方法が有効だと思います。
稀ですが、私の知り合いで2008年リーマンショック時に豪ドル円、ニュージーランド円を50円台で購入し、10年以上、為替差益(含み益)を抱えたまま日々スワップ金利をもらっている方もいます。
まさに一生物のお宝ポジションです。スワップポイントも10年以上蓄積されていますので、この先40円台、30円台と下落する事があっても十分耐えられるでしょう。
※ドルコスト平均法とは、価格が変動する商品を、毎回同じ金額で定期的に買っていく方法
・資金管理が何よりも重要!
FXは、レバレッジが掛けられ、強制ロスカットのシステムがありますので、FX会社が定めた証拠金の維持率が規定に達すると強制的にポジションを決済されます。
強制ロスカットされれば「試合終了」です。
その為、リスクオフでの通貨下落やヘッジファンドのストップ狩り、セリクラ、暴落時のスプレッド拡大などのさまざまな想定外の下落にも耐えられる想定レートを定め、含み損に耐えられる十分な余力資金を持ってポジションをとる必要があります。この資金管理が非常に重要です。
例)トルコリラ円 18円の時 10万通貨購入
下落想定レートが10円の場合
下落幅は8円で、含み損が-80万円となり、必要証拠金とは別に余力が80万円が必要です。
下落想定レートが5円の場合
下落幅は13円で、含み損が-130万円となり、必要証拠金とは別に余力が130万円が必要です。
下落想定レートが1円の場合
下落幅は17円で、含み損が-170万円となり、必要証拠金とは別に余力が170万円が必要です。
更にFX会社により必要証拠金が増額される事も良くありますので、更なる余力資金を追加しておいても良いと思いますし、資金管理を明確にする為に、通貨ペアごとにFX口座を分けても良いと思います。
※複数の通貨ペアを保有していると、1つの通貨ペアが暴落し強制ロスカットされてしまうような場合に、他のポジションも巻き込まれてロスカットされてしまう可能性があるからです。
相場は、想定外に想像を遥かに超えて動きますので、「ここが底だ!」とレバレッジを大きくかけて、大き目の取引数量で勝負すると大抵の場合、痛い目に合う事が多いです。。(もちろん上手くいく事も稀にありますが)
利益を得る事ばかりに目が行きがちですが、欲張らず、資金管理を徹底し、上手く行かない場合を想定し、リスクを許容する事が大切だと思います。
それでも余力資金に余裕がなくなり、ロスカット水準近づいて来た時、難易度が高い方法ですが、「両建て」をしてロスカットを回避し、相場が戻ったら「両建て」を外すというやりかたもあります。
注意点としては、以下があげられます。
・設定で両建てをONにしてから両建てをしないと決済されてしまう
・両建てをし、両建てを外す段階で為替差損がでる可能性がある
・両建てを外しても、またロスカット方向に相場が動く可能性がある
・スワップポイントが両建てポジションにもかかる(売り、買いスワップが相殺)
あくまでも、一時しのぎの策で難易度も高いので
原則はロスカットされない低レバレッジの資金管理が大前提であると思います。
・長期的に考え運用する
それぞれの目的により異なりますが、短期的に底値圏で反発を狙いLOTを大きく、高レバレッジで勝負する、というのもありですが、スワップ金利を継続的にもらう事が目的であれば、短期的ではなく、3年から数十年単位で考え、通貨下落幅をスワップ金利で数年かけて相殺する位の思考で運用した方が、精神的にも楽ですし、スワップ投資に向いています。
日々、相場が気になり、強制ロスカットに怯え、含み損を見て暗い気持ちになる。これは非常に辛いです。あくまでも人生を豊かにする為のお金なのに、相場に人生を振り回されては本末転倒です。

◆トルコリラ円
※情報取得日 2020年8月

◆南アフリカランド円
※情報取得日 2020年8月
※南アフリカランドのスワップポイントは、10万通貨単位で表示しています。

◆メキシコペソ円
※情報取得日 2020年8月
※メキシコペソのスワップポイントは、10万通貨単位で表示しています。
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そんなスワップ金利で生活したい!年金の足しにしたい!お小遣いを増やしたい!なんて思いますよね。ここでは、FX会社の選び方や取引するポイントなどを紹介致します。
FX会社を選ぶ
FX会社によって、各社提供している通貨ペア、スワップポイントは異なります。目的、条件に合うFX会社を探し、口座を開設すると良いでしょう。保有したい通貨ペアごとに口座を分けたり、短期用、中期用、長期用と口座を分けたりするのも効果的です。また、FX会社を分散し口座をいくつか持つ事によって、サーバダウンにより取引できない場合やFX会社の破綻といったリスクヘッジにもなります。
FX会社を選ぶポイント
・スワップポイントが継続的に高いかスワップ金利が高いに越した事はありません。また、キャンペーン等の期間限定でスワップ金利を高くしているFX業者さんもありますので、一時的ではなく、継続的に良いスワップポイントを提示してくれているFX会社を選びましょう。
・未決済のポジションのスワップポイントに課税されるかどうか
ポジションを保有すると日々スワップポイントが付与されますが、ポジションを決済しなくてもスワップポイントが確定利益となり、課税対象となるタイプのFX会社とポジションを決済した時に初めて課税対象となるタイプのFX会社があります。
日々、確実に収入を確保したい、という場合は未決済でも課税対象となるタイプを、スワップポイントを累積で蓄積し長期で保有したい、という場合はポジションを決済した時に課税対象となるタイプを選択するのが良いと思います。
・店頭取引か取引所取引【くりっく365】か
FX会社には、取引所取引と店頭取引があり、取引所取引は、東京金融取引所が提供する【くりっく365】で、公的な取引所です。FX会社(くりっく365取扱業者)が取引を仲介し、実際の取引は取引所で行われるのに対し、店頭取引は取引所を通さず顧客とFX業者による相対取引になります。
取引所取引 (くりっく365) | 店頭取引 | |
---|---|---|
レート | インターバンクで提示されるレートを参考に最も顧客に有利なレートで提示する。 | インターバンクで提示されるレートを参考に、各FX業者が独自でレートを設定し顧客に提示する。 |
取引手数料 | ほとんどの取引所は無料だが、会社により数百円掛かる場合もある | 0円 |
スワップ | 店頭取引より有利なものが多い。また買いスワップと売りスワップが同額 | くりっく365の方が優位性が高いが、FX会社や通貨ペアにより高く設定している会社もある |
スプレッド | 店頭取引より若干広い | FX会社によるが、くりっく365より狭い所が多い |
資産管理 | 分別管理(東京金融取引所)取引所が破綻しても資産は保全される | 分別管理(信託保全)取引所が破綻しても資産は保全される |
税金 | 申告分離課税 20.315% | 申告分離課税 20.315% |
損失の繰越期間 | 取引により生じた損失は3年間繰り越すことができます | 取引により生じた損失は3年間繰り越すことができます |
未決済のスワップへの課税 | ポジションを決済するまで非課税 | FX会社による |
スワップ投資の心得
・いつ買うかFXの場合、スワップ金利以上に、為替変動による為替損益が発生します。特に高金利通貨の場合、通貨が下落する傾向が強いため、いくらスワップ金利を蓄えても為替差損の方が上回り、TOTALで損失を被る場合があります。
大底で仕込み、「為替の含み益もあり、スワップ金利も毎日付与される」というのが一番理想的ですが、相場は想像をはるかに超えて動きますので、「底を予想する」のはとても難しいです。
仕込み所としては、大きな金融ショック等によりリスクオフで通貨が大きく下落したタイミングで買っていく、またはドルコスト平均法などによりコツコツ買っていく方法が有効だと思います。
稀ですが、私の知り合いで2008年リーマンショック時に豪ドル円、ニュージーランド円を50円台で購入し、10年以上、為替差益(含み益)を抱えたまま日々スワップ金利をもらっている方もいます。
まさに一生物のお宝ポジションです。スワップポイントも10年以上蓄積されていますので、この先40円台、30円台と下落する事があっても十分耐えられるでしょう。
※ドルコスト平均法とは、価格が変動する商品を、毎回同じ金額で定期的に買っていく方法
・資金管理が何よりも重要!
FXは、レバレッジが掛けられ、強制ロスカットのシステムがありますので、FX会社が定めた証拠金の維持率が規定に達すると強制的にポジションを決済されます。
強制ロスカットされれば「試合終了」です。
その為、リスクオフでの通貨下落やヘッジファンドのストップ狩り、セリクラ、暴落時のスプレッド拡大などのさまざまな想定外の下落にも耐えられる想定レートを定め、含み損に耐えられる十分な余力資金を持ってポジションをとる必要があります。この資金管理が非常に重要です。
例)トルコリラ円 18円の時 10万通貨購入
下落想定レートが10円の場合
下落幅は8円で、含み損が-80万円となり、必要証拠金とは別に余力が80万円が必要です。
下落想定レートが5円の場合
下落幅は13円で、含み損が-130万円となり、必要証拠金とは別に余力が130万円が必要です。
下落想定レートが1円の場合
下落幅は17円で、含み損が-170万円となり、必要証拠金とは別に余力が170万円が必要です。
更にFX会社により必要証拠金が増額される事も良くありますので、更なる余力資金を追加しておいても良いと思いますし、資金管理を明確にする為に、通貨ペアごとにFX口座を分けても良いと思います。
※複数の通貨ペアを保有していると、1つの通貨ペアが暴落し強制ロスカットされてしまうような場合に、他のポジションも巻き込まれてロスカットされてしまう可能性があるからです。
相場は、想定外に想像を遥かに超えて動きますので、「ここが底だ!」とレバレッジを大きくかけて、大き目の取引数量で勝負すると大抵の場合、痛い目に合う事が多いです。。(もちろん上手くいく事も稀にありますが)
利益を得る事ばかりに目が行きがちですが、欲張らず、資金管理を徹底し、上手く行かない場合を想定し、リスクを許容する事が大切だと思います。
それでも余力資金に余裕がなくなり、ロスカット水準近づいて来た時、難易度が高い方法ですが、「両建て」をしてロスカットを回避し、相場が戻ったら「両建て」を外すというやりかたもあります。
注意点としては、以下があげられます。
・設定で両建てをONにしてから両建てをしないと決済されてしまう
・両建てをし、両建てを外す段階で為替差損がでる可能性がある
・両建てを外しても、またロスカット方向に相場が動く可能性がある
・スワップポイントが両建てポジションにもかかる(売り、買いスワップが相殺)
あくまでも、一時しのぎの策で難易度も高いので
原則はロスカットされない低レバレッジの資金管理が大前提であると思います。
・長期的に考え運用する
それぞれの目的により異なりますが、短期的に底値圏で反発を狙いLOTを大きく、高レバレッジで勝負する、というのもありですが、スワップ金利を継続的にもらう事が目的であれば、短期的ではなく、3年から数十年単位で考え、通貨下落幅をスワップ金利で数年かけて相殺する位の思考で運用した方が、精神的にも楽ですし、スワップ投資に向いています。
日々、相場が気になり、強制ロスカットに怯え、含み損を見て暗い気持ちになる。これは非常に辛いです。あくまでも人生を豊かにする為のお金なのに、相場に人生を振り回されては本末転倒です。
人気の高金利通貨 新興国通貨ペアからFX会社を選ぶ

◆トルコリラ円
FX会社 | スワップ | スプレット | 取引単位 | 未決済の スワップ |
---|---|---|---|---|
★★★★★ くりっく365取扱業者 GMOクリック証券 外為オンライン FXブロードネット365 | 25円 | 3銭 | 1万通貨 | 課税されない |
★★★★ ヒロセ通商 【LION FX】 | 26円 | 1.7銭 | 1000通貨 | 選択可能 |
★★★ トレイダーズ証券 みんなのFX | 25円 | 1.6銭 | 1000通貨 | 課税されない |
トレイダーズ証券 【LIGHT FX】 | 25円 | 1.6銭 | 1000通貨 | 課税されない |
GMOクリック証券 【FXネオ】 | 30円 | 1.7銭 | 1万通貨 | 課税される |
FXプライムbyGMO | 18円 | 4.8銭 | 1000通貨 | 課税されない |
インヴァスト証券 トライオートFX | 15円 | 5.5銭 | 1000通貨 | 課税される |
マネーパートナーズ | 5円 | 1.9銭 | 100通貨 | 選択可能 |
外為オンライン | 30円 | 6.0銭 | 1万通貨 | 課税されない |
OANDA Japan | 45円 | 2.4銭 | 1通貨 | 課税されない |

◆南アフリカランド円
FX会社 | スワップ | スプレット | 取引単位 | 未決済の スワップ |
---|---|---|---|---|
★★★★★ くりっく365取扱業者 GMOクリック証券 外為オンライン FXブロードネット365 | 52円 | 1.0銭 | 10万通貨 | 課税されない |
★★★★ FXプライムbyGMO | 60円 | 3.0銭 | 1000通貨 | 課税されない |
★★★ ヒロセ通商 【LION FX】 | 60円 | 1.0銭 | 1000通貨 | 選択可能 |
トレイダーズ証券 みんなのFX | 60円 | 0.9銭 | 1000通貨 | 課税されない |
トレイダーズ証券 【LIGHT FX】 | 60円 | 0.9銭 | 1000通貨 | 課税されない |
マネーパートナーズ | 10円 | 1.0銭 | 100通貨 | 選択可能 |
DMM.com証券 | 50円 | 1.0銭 | 1万通貨 | 課税されない |
GMOクリック証券 【FXネオ】 | 40円 | 1.0銭 | 10万通貨 | 課税される |
OANDA Japan | 30円 | 1.1銭 | 1万通貨 | 課税されない |
インヴァスト証券 トライオートFX | 10円 | 1.8銭 | 1万通貨 | 課税される |
※南アフリカランドのスワップポイントは、10万通貨単位で表示しています。

◆メキシコペソ円
FX会社 | スワップ | スプレット | 取引単位 | 未決済の スワップ |
---|---|---|---|---|
★★★★★ ヒロセ通商 【LION FX】 | 70円 | 0.4銭 | 1000通貨 | 選択可能 |
★★★★ マネーパートナーズ | 30円 | 0.3銭 | 100通貨 | 選択可能 |
★★★ くりっく365取扱業者 GMOクリック証券 外為オンライン FXブロードネット365 | 62円 | 5.0銭 | 10万通貨 | 課税されない |
トレイダーズ証券 みんなのFX | 50円 | 0.3銭 | 1000通貨 | 課税されない |
トレイダーズ証券 【LIGHT FX】 | 50円 | 0.3銭 | 1000通貨 | 課税されない |
FXプライムbyGMO | 60円 | 1.9銭 | 1000通貨 | 課税されない |
GMOクリック証券 【FXネオ】 | 50円 | 0.3銭 | 10万通貨 | 課税される |
外為オンライン | 10円 | 6.0銭 | 1万通貨 | 課税されない |
DMM.com証券 | 取扱い なし | - | - | - |
JFX株式会社 MATRIX TRADER | 70円 | 0.4銭 | 1000通貨 | 選択可能 |
※メキシコペソのスワップポイントは、10万通貨単位で表示しています。
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